飛散防護カバーの取り付け位置は下よりも上が安全。

飛散防護カバーは、通常シャフトの下についている。

草を刈った後カバーを見てみると、確かに飛んできた草がべったりとついている。

 

草刈機の事故で多いのが、回転刃に当たった石が飛んで、体に当たったり

目に入ったり、また、石など硬い物に刃が当たり欠けた刃が飛んできての事故です。

 

私自身、欠けたチップが左腕の内側に刺さったことがありました。

 

これらの事故から身を守るため、フェイスカバーやゴーグル すね当てなどを付けて

安全を確保し作業するように指導されています。また、飛んでくる草から衣服を守るための

前掛けも販売されています。

つまりこれらは、飛散防護カバーが付いていても草だけではなく、石や刃も飛んでくる

ということの証拠だということです。

 

通常草を刈る場合、刃を時計の文字盤にすると7時から12時の間で刈ります。

では、特に硬い物に当たり高く飛んでくる位置ですが、8時から2時くらいの範囲と

考えています。

つまり、下に付いている飛散防護カバーを飛び越えて飛んでくるという事です。

 

そこで、私が実験したのが下にある飛散防護カバーを上に取り付けてみたことです。

この実験の結果、今まで長靴の足首から胸まで飛んでいた草が、長靴の中ほどから

胸(乳の下くらい)まで、ほとんど飛んでいないことが分かりました。

 

次に、上につけて少し左に傾けて取り付け実験してみました。

すると、もっと飛んでくる量が減ったのです。

それがこの写真。

 

今後、下だけではなく上につける飛散防護カバーも出来てくることを期待したい。